higurashi

日常の侘び寂びを切り撮ったブログ。

なぜ黄色で終わるのか♪

 イチョウが見頃になってきた。
そこで疑問が!モミジは赤く紅葉するのに、イチョウは何故黄色で終わるのか??

調べてみた。

夏のうちはどちらの葉っぱも共通して「緑色」
葉っぱを創る葉緑体には、緑色の色素「クロロフィル」と、黄色の色素「カロチノイド」がある。クロロフィルの方が多いのでので普段は緑色に見える。

気温が低くなると葉のはたらきが弱まり、クロロフィルが分解され、かくされていたカロチノイドの色がめだって黄色になる。

一方で植物は葉を落つすための準備を始める。
葉柄の付け根にコルク質の離層という組織をつくり、物質の行き来はここで妨げられる。そのため葉の中の物質は茎に移動できなくなり、光合成で生産された糖は葉に留まることになる。

紅葉する葉では、この糖から赤い色素「アントシアニン」ができて葉は赤くなる。
葉はやがて、離層のところで切り離されて落葉する。

イチョウの場合は糖分が幹に吸収されているので、アントシアニンの元になる糖分が葉に残っていない。そのためアントシアニンが作られないので、葉っぱに残ったカロチノイドの黄色が表に出る。

アントシアニンの合成には温度と光の条件が重要で、1日の最低気温が8℃以下になると紅葉が始り、5~6℃以下になるとぐっと進むといわれている。鮮やかに紅葉するには、日中の気温は20~25℃で夜間は5~10℃になり昼夜の気温の差が大きいこと、空気が澄んで葉が充分日光を受けられることや、大気中に適度な湿度があって葉が乾燥しないことなどが必要だそうだ。 

DSC_6039-2  photo:D750 AF-S NIKKOR24-120mm (24mm A f/7.1 1/1600 iso200) 

 

 

 

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